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今日のテーマは「ABT活用術」についてです。
前回の記事では、冠婚葬祭や宛名書きに欠かせない「黒の筆ペン」を比較しました。
その中で、手帳やイラストに最適な1本としてご紹介したのが「トンボ鉛筆 デュアルブラッシュペン ABT」です。
「手帳をおしゃれにしたいけど、絵心がないから…」
「筆ペンって、紙の裏にインクが染み出しそうで怖い」
そんな理由で、「筆ペン(グラフィックマーカー)」を避けられているのではないでしょうか?
今回は、すぐに真似できる「手帳が劇的に垢抜けるABT活用術」と、知っておきたい「ノートとの相性(裏写り対策)」をガイド形式でまとめました。
※トンボABTについては、全4記事書いています。この記事の最後に「トンボABT連載:構成・役割一覧表」を載せています。
※↓トンボ鉛筆の「ABT 全108色」です。
1.なぜ手帳好きは「ABT」を指名買いするのか?

数あるカラーペンの中で、なぜABTがこれほどまでに愛されているのか。
その秘密は、1本で2つの役割をこなす「デュアルチップ」にあります。
- 筆チップ(しなやかナイロン芯): 筆圧で線の太さを自由に変えられる。
- 細字チップ(0.8mm): 予定を書き込んだり、細かい枠線を引くのに最適。
この「太い線」と「細い線」が同じインク(同じ色)で書けるからこそ、ノートに統一感が出て、誰でも簡単に「こなれ感」が出せるんです。
2.ABTと人気手帳の「裏写り・相性ガイド」

手帳ユーザーにとって気になるのが「裏抜け(インクが裏まで染みること)」ですよね。
ABTを安心して使うために知っておきたい、代表的な手帳・ノートとの一般的な相性目安をリストアップしました。購入前の参考にされてみてください。
| 手帳・ノートの種類 | 相性の目安 | 特徴と注意点 |
| ほぼ日手帳 | ◎ 非常に良好 | 水性インクでも裏抜けしにくい専用紙「トモエリバー」のため相性抜群です。 |
| ロルバーン | ○ 良好 | 紙に厚みがあり、日常使いで裏抜けに困ることは稀です。 |
| MDノート | △ 普通 | 裏に抜けることは少ないですが、色が少し透けて見える(ゴースト現象)ことがあります。 |
| 100均の薄いノート | × 要注意 | インクを吸い込みやすく、裏まで染みてしまう可能性があります。 |
【失敗しないためのワンポイント】
ABTは「水性染料インク」です。
同じ場所を何度も塗り重ねたり、ペン先を一点に止めすぎたりしなければ、多くの手帳で快適に使えます。
初めて使うときは、手帳の端やメモページで「試し書き」をしてみるのが一番確実ですよ!
3.絵心不要!手帳が垢抜ける「2つの簡単テクニック」

「絵が描けないなら、デコなんて無理」……そんなことはありません!
ABTを1〜2本持っておくだけで、いつものノートがおしゃれに変わる簡単なコツをご紹介します。
① 文字に「グレー」で影をつけるだけ
まずは、「影をつける(細字チップ活用): 立体感」についてです。
いつもの(ボール)ペンで書いた文字の「右側」と「下側」に、ABTの細字チップで細い線を一本書き加えるだけです(※「左上」から光が当たっていると仮定)。
コツ: 文字にピタッとくっつけず、1ミリくらい隙間をあけて線を引くと、より立体的に見えます。
効果: たったこれだけで文字が立体的に浮かび上がり、文字が紙から浮き出たような「ロゴ」のような仕上がりになります。バレットジャーナルのような「おしゃれなタイトル」に早変わりします。
※↑直前の画像は、「右側」と「下側」に、細い線を一本書き加えているだけですが、たったこれだけで、なんとなくおしゃれになるような気がします。
※↓影つけに最適なトンボ鉛筆の「ABT クールグレー」です。
※一言で「クールグレー」とは言っても、「N95(明るい)」から「N35(濃いグレー)」まで細かな階調が揃っています。
ABTのグレーの中で「一番使い勝手がいい」とされる中間色は、「N75(クールグレー3)」と「N65(クールグレー5)」の2本ですが、個人的には、影付けには 「N75(クールグレー3)」が良いのではないかと思います。
それぞれお好みがありますから、お好きな「クールグレー」を選んでいただくのが一番良いとは思いますが、「N75(クールグレー3)」は「神カラー」と言われることもあるみたいなので、迷ったらこちらの1本でしょう。
② チェックリストを「下地塗り」で目立たせる
次に、「下地を塗る(筆チップ活用・点): 視認性」についてです。
普通は「四角い枠を書いてから、中を塗る」と考えがちですが、実は逆も書きやすいです!
コツ1:ABTの筆チップを横に寝かせて、ポンっと「短い横棒(5mmほど)」をサッと引いてみましょう。
コツ2:その色の付いた部分(色の座布団)が乾いたら、重ねるように、上からボールペンで「□」を書いてみてください。
効果: 枠からはみ出す心配がなく、多少ズレてもそれが「味」になります。白黒だったページに色がつき、大事なタスクがパッと目に入るようになります。視認性がグッと上がりますし、おしゃれになって、 「完了したらチェックを入れる」のが楽しみになりますよ。
※下地塗りに使いやすいパステルカラーの「ABT」です。
③ 重要な予定に「極太ライン」
最後に、「極太ライン(筆チップ活用・面): 統一感と大人っぽさ」についてです。
筆チップを横に寝かせて一気に引けば、インパクトのある「太いマーカー」としても使えます。
発色が上品なので、蛍光ペンほどチカチカせず、大人っぽい落ち着いた手帳に仕上がります。
ポイント: 一般的な蛍光ペンは色が強すぎて目がチカチカしがちですが、ABTは発色がとても上品です。
効果: メインイベントや日付をこのラインで囲むだけで、雑誌の1ページのような「落ち着いた大人の手帳」に仕上がります。
※↓ベーシックな「ABT 24色セット」です。
4.まとめ:ABTは「手帳を楽しむ」ための最高の相棒

「自分にはセンスがないから」と諦めていた方にこそ、ぜひABTを手に取ってみてほしいです。
難しいイラストは描けなくても、「影をつける」、「下地を塗る」、「ラインを引く」。それだけで、あなたの手帳は驚くほど垢抜けます。
自分だけの「書く時間」を、もっと自由に楽しんでみませんか?
次回予告:108色から選ぶ「運命の5色」
さて、ABTの魅力をお伝えしてきましたが、唯一の悩みは「色が多すぎてどれを買えばいいか分からない」こと。
次回は、初心者が「これさえあればOK!」と自信を持っておすすめできる、「最初に買うべき神色5選」をご紹介します。セット選びで迷いたくない方は必見です!
以上、「【手帳・デコ編】手帳が垢抜けるABT活用術!裏写り対策と簡単テクニック」についてでした。
「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡
※↓ベーシックな「ABT 36色セット」です。
※↓トンボ鉛筆の「ABT 全108色」です。
☆トンボABT連載:構成・役割一覧表☆
※記事の推奨順序(全4記事):本記事は2記事目です。
| 順序 | 役割 | 記事タイトル | 思考の対応 |
| 1. 導入 | 比較・選定 | 【黒ペン比較】おすすめはどれ? | (Why? Which one?) |
| 2. 実践 | 基本・活用 | 【手帳デコ編】垢抜ける活用術 | (How to use? Is it safe?) |
| 3. 選択 | 厳選・比較 | 【色選び編】最初に買うべき5色 | (What to buy? No failure) |
| 4. 応用 | 応用・昇華 | 【アート編】ぼかし・水彩のコツ | (What else? How to master) |
※トンボABTの1記事目です。

※トンボABTの3記事目です。

※トンボABTの4記事目です。








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