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今日のテーマは「スタビロ point 88 と Pen 68 の徹底比較」についてです。
文房具店でスタビロ(STABILO)のコーナーを前にして、「同じようなペンが2種類ある…」と立ち止まったことはありませんか?
実はこの2本、スタビロが用途に合わせてあえてデザインを変えている、全くの別物なんです。今回は、あなたが迷わなくなるよう、「オレンジ軸」の88と「カラー軸」の68、それぞれの違いを歴史や製品の特徴から詳しく探っていきます。
1. ひと目でわかる!スペック比較表

まずは、両者の違いを表でチェックしてみましょう。ここを見るだけで、基本的な違いが分かります。
| 比較ポイント | point 88(ポイント88) | Pen 68(ペン68) |
| 軸のデザイン | 伝統のオレンジのストライプ | インク色のカラー軸 |
| ペン先の太さ | 0.4mm(極細) | 1.0mm(中字) |
| ペン先の構造 | メタル保護あり(金属ガイド) | 弾力のあるファイバーチップ |
| 書き味 | カリカリと精密に書ける | スルスルと滑らかに書ける |
| 主な用途 | 手帳、細かい文字、図解 | 塗りつぶし、見出し、イラスト |
| 水性インク | 共通(ドライアウト技術搭載) | 共通(ドライアウト技術搭載) |
2. デザインの秘密:なぜ一方は「オレンジ軸」なのか?

スタビロのペンが秀逸なのは、パッと見ただけで「自分がいま手に取るべきペン」が判別できる点です。ここには、スタビロの100年以上の歴史が深く関わっています。
実は、この象徴的なオレンジ色は、スタビロが100年以上前に最高級の鉛筆を発売した際、「一目でスタビロだとわかるように」と採用した伝統の色。point 88のデザインに刻まれた白のストライプも、その鉛筆時代のデザインから継承されたもので、ブランドの誇りが詰まっています。
(1)point 88(オレンジ軸)
point 88は、どの色を手に取っても軸は「伝統のオレンジ」。一貫してこの「オレンジ×白」を採用しています。
そして、この「白いストライプ」は、六角鉛筆のエッジを表現したブランドの象徴。単にオシャレなだけでなく、スタビロの歴史そのものを手に取っているようなペンなんです。
これは、point 88がスタビロにとっての「書くための基本道具」であることを示しているかのようです。ペン立てにバラバラに入っていても、「あ、これが0.4mmのいつものペンだ」と瞬時に手が伸びます。
※↓スタビロの「ポイント88 カラーパレード 20色セット」です。
(2)Pen 68(カラー軸)
一方で、Pen 68はキャップだけでなく軸自体がインクの色。
これは「色を主役にする」ためのデザインです。たくさんの色を使ってイラストを描くとき、オレンジ軸だと一本ずつキャップの色を確認しなければなりませんが、カラー軸なら直感的に欲しい色を掴み取ることができます。こちらは、実用性を重視したデザインになっています。
この「伝統のオレンジ」と「直感のカラー軸」という見た目の違いが、結果として私たちの作業効率を上げてくれているのです。
※↓スタビロの「ペン68 カラーパレード 20色セット」です。
3. 知っておきたい「書き味」と「使い心地」の差

製品の構造上の違いから、実際の使用シーンでは以下のような特徴が現れます。
(1)point 88:精密に書くための工夫
0.4mmのペン先はメタルガイド(金属の筒)でしっかり保護されているため、筆圧をかけてもペン先がしなりにくいのが特徴です。
紙に余分なインクが伝わらず、常に一定の細い線をキープできるため、手帳のマンスリー枠のような小さなスペースでも、文字が滲んで潰れることなく精密に書き込むことができます。
「定規に当てた時の安定感」も抜群です。
(2)Pen 68:のびのびと彩るための工夫
1.0mmのファイバーチップは、ペン先がやや太めで程よい弾力があります。
紙の上をスルスルと滑るような「引っ掛かりの少ない滑らかな書き心地」が魅力です。
インクがたっぷりと出るため発色が非常に鮮やか。ノートの見出しや塗りつぶしに使うと、ページ全体の視認性が一気に上がります。
4. どっちを買うべき?目的別の選び方

それでは、「結局、どっちが自分に合っているの?」という疑問にお答えします。
それぞれの特性を踏まえ、あなたのライフスタイルに合わせた「正解」をご提案します。
(1)「point 88(オレンジ軸)」はこんな人におすすめ
- 手帳を1本のペンで完結させたい人
- 手帳の小さな枠に、たくさんの予定を書き込みたい人
- 1本のペンだけで、文字も注釈もきれいにまとめたい人
- マインドマップや勉強ノートを細かく書き込みたい人
- 細いペンが好きだが、ペン先が潰れるのが嫌な人
- 定規を使って、きっちりとした図や線を引くことが多い
※細い文字も書け、メタルガイドのおかげできれいな図形や線も引けます。
※↓スタビロの「ポイント88 ゼブラ 20色セット」です。
(2)「Pen 68(カラー軸)」はこんな人におすすめ
- ノートの見出しやタイトルを、力強く書きたい人
- ノートをパッと見て分かりやすく彩りたい人
- イラストを描いたり、広い面をムラなく塗ったりしたい人
- 手作り手帳の枠線や、デコレーションを自作したい人
- サインペンのような、スラスラとした軽い書き味が好きな人
※↓スタビロの「ペン68 ビッグペンボックス 20色セット」です。
結論:2本揃えると「無敵」になる

実は、point 88とPen 68は「色番号」が共通しているものが多くあります。
同じ色の「細い88」と「太い68」をセットで使うことで、ノートの文字とデコレーションに統一感が出て、驚くほどオシャレに仕上がります。
文字は細く、強調は太く、というような使い分けもできますね!
まずは「文字を書くためのオレンジ軸」をベースに、「色を楽しむためのカラー軸」を1、2本プラスすることから始めてみませんか?
次回予告:ノートが整う!「スタビロ流」色合わせ術
種類がわかったら、次は「どう使うか」が気になりませんか? 次回は、スタビロの蛍光ペンと水性ペンを組み合わせた、独自のカラーコーディネート術をご紹介します。蛍光ペンと水性ペンをどう組み合わせれば、統一感のある美しいページが作れるのか。 スタビロ愛用者なら絶対に知っておきたいノート作りの秘訣。お楽しみに!
以上、「【どっちが正解?】スタビロ『オレンジ軸の88』と『カラー軸の68』を徹底比較!」についてでした。
「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡
※↓スタビロの「ポイント88 25色セット」です。
※↓スタビロの「ペン68 30色セット」です。







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