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今日のテーマは「ステッドラー 334(トリプラス)の乾かない実力」についてです。
細書き水性ペンの代名詞といえば、スタビロの「point 88」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、その強力なライバルとして君臨するのが、ステッドラーの「トリプラス 334」です。
見た目も用途も似ているこの両者。「結局、どっちを選べばいいの?」と迷う方も少なくないはずです。
今回は、スタビロの良さも認めつつ、ステッドラーが持つ「製図メーカーとしての圧倒的な実用性」にスポットを当てて、客観的な視点で比較します。
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 4色セット」です。
1. スペックで見る、スタビロとステッドラーの違い

まずは、両者の主な特徴を表にまとめました。
| 比較項目 | スタビロ 88 (point 88) | ステッドラー 334 (Triplus) |
| 軸の形 | 伝統的な六角軸(細身) | 人間工学に基づいた三角軸 |
| ペン先 | 0.4mm(メタルチップ保護) | 0.3mm(メタルチップ保護) |
| 最大の特徴 | ポップなデザインと多色展開 | 乾かない「ドライセーフ機能」 |
| メーカーの背景 | 筆記具・画材の総合メーカー | プロ仕様の製図用品メーカー |
一見すると好みの問題に見えますが、深掘りするとステッドラーの「道具としての執念」が見えてきます。
※↓「スタビロ point 88」については、こちらで書いています。

※↓「スタビロ連載のまとめページ」です。

2. 製図メーカーの意地?「ドライセーフ」の安心感

ステッドラー 334の最大の特徴は、独自の「ドライセーフ」テクノロジーです。
メーカーの公式発表によると、「キャップを閉め忘れても数日間(※)はペン先が乾かない」とされています。
※専門的、国際的な試験規格である「ISO 554」に基づいたデータです。環境にも左右されますが、簡単に言えば『一定の条件下で数日間放置しても、書き出しがかすれない』という驚異的なテストをクリアしているということです。
実はライバルのスタビロにも、乾燥防止機能は備わっています。しかし、スタビロが主に「作業中の数時間」、「勉強中の数時間」を想定しているのに対し、ステッドラーは「日単位」の放置に耐えうる設計を公式に謳っているのが大きな違いです。
精密な図面を引くプロの現場では、ペンのコンディションが常に一定であることが求められます。その「道具への信頼」を一般向けのサインペンにも落とし込んでいる点が、いかにも製図メーカーらしい強みです。
「週末にうっかりキャップを閉め忘れても、週明けにそのまま書き出せる」ほどのタフな設計思想は、一分一秒を惜しんで図面に向かうプロを支えてきた、製図メーカーならではの信頼の証と言えます。
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー パステル 6色セット」です。
3. 軸の形と「極細」のニュアンスの違い

両者とも、ペン先を金属で保護した「メタルチップ」を採用しています。これにより、どちらも定規に当てて線を引いてもペン先が潰れにくく、真っ直ぐな線が引けるという点は共通のメリットです。
違いが出るのは、その「細さ」と「書き味」です。
- スタビロ 88(0.4mm): わずかに太めで、インクがスムーズに出る「しなやか」な書き味。
- ステッドラー 334(0.3mm): スタビロより一段細く、紙の質感をダイレクトに感じる「カリカリ」とした硬めの書き味。
わずか0.1mmの差ですが、手帳の細かなマス目に文字を書き込むような精密な作業では、ステッドラーの「硬くて細い」ペン先が威力を発揮します。
また、スタビロ 88が鉛筆のような細身の六角軸なのに対し、ステッドラー 334は少し太めの「人間工学に基づいた三角軸」を採用しています。指の接地面積が広いため、手に余計な力を入れずに書き続けられるのが特徴です。
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 10色セット」です。
4. どちらを選ぶべき?タイプ別のガイドライン

正直なところ、どちらも世界中で愛される名作であり、書き味そのものに「どちらかが劣っている」という決定的な差はありません。だからこそ、自分のスタイルに合わせて選ぶのが正解でしょう。
☆スタビロ 88 が向いている人
- ペンケースに入れた時の可愛さや、気分の上がるデザインを重視したい。
- 鉛筆のような細身の軸が手に馴染んでいる。
☆ステッドラー 334 が向いている人
- 勉強や仕事で、一文字ずつ正確に、長時間集中して書き込みたい。
- 「うっかり閉め忘れ」でペンをダメにする不安を無くしたい。
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 20色セット」です。
まとめ:実用性を取るならステッドラー

華やかで「描く楽しさ」をくれるのがスタビロなら、ステッドラーは「書く作業を支えてくれる信頼の道具」です。
特に、第1回でご紹介した「97%リサイクル素材の黒軸」へと進化したことで、そのプロ道具としての佇まいはさらに磨きがかかりました。
「乾かない」という安心感を手に入れて、作業の集中力を途切れさせたくない。そんな方は、ぜひ一度ステッドラー 334を手に取ってみてください。
ペンのキャップって、ついつい迷子になってしまいますが、この「数日間乾かない」というスペックは、もはや機能というだけでなく「優しさ」に感じます!
次回の記事では、思わず並べたくなる「カラーラインナップ」の魅力と、セット買いをおすすめする理由について深掘りします。
以上、「【徹底比較】ステッドラー 334 vs スタビロ 88|製図メーカーの「乾かない」実力」についてでした。
「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 60色セット」です。







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