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【ノリス探求】なぜ折れにくい色鉛筆?水彩(144)油彩(185)独自の芯折れ防止技術

筆記用具

 

「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)にお越しいただきありがとうございます。

 

今日のテーマは「ステッドラーのノリスの色鉛筆はなぜ折れにくいのか?」についてです。

 

第1回では、ノリスシリーズの「見た目」と「役割」の違いをご紹介しました。

 

今回は、誰もが一度は経験する「色鉛筆の芯がポキッと折れるストレス」を、ステッドラーがどのように解決しているのか。その驚きの構造を詳しく探求していきます!

 

※「ステッドラー ノリス色鉛筆」については、全3記事書いています(本記事は2記事目)。この記事の最後に「ノリス色鉛筆 連載:構成・役割一覧表」を載せています。

 

※↓「ステッドラー全連載」についてのまとめ記事です。

【STAEDTLER全連載】ステッドラーのトリプラス334・ノリス色鉛筆を徹底ガイド
ステッドラー製品を徹底解説!手帳ユーザーに人気のトリプラス334、ノリス色鉛筆144/185の全連載をまとめました。デザインの哲学(Why)、技術的な強み(What)、実践的な活用術(How)の3ステップで、あなたに最適な文具選びと手帳の整え方を提案します。

 

1. 144の「白い輪」は、芯を守るクッション

 

ノリスの水彩モデル「144」のペン先をよく見ると、芯をぐるりと囲む「白い層」の部分があることが分かります。

これには「ABS(Anti-Break-System)」という名前がついています。

 

「芯に頑丈な服を着せる」ような発想

 

普通の色鉛筆は、木の軸の中に直接「芯」が入っています。そのため、落下の衝撃や強い筆圧が加わると、芯にダイレクトに負担がかかり、根元から折れてしまうことがあります。

 

一方、ノリスの144の色鉛筆は、この「白い保護層」で芯をコーティングしてから軸に入れています。

 

  • 仕組み: 芯よりも少し硬いこの「白い層」がクッションの役割を果たし、外からの衝撃を食い止める「防波堤」になります。大切な芯に「頑丈な服」を着せて守っているようなイメージです。
  • メリット: 筆圧が一点に集中しても、白い層のクッションが力を分散します。筆圧が強くなりがちないシーンでも、芯折れを気にせず思い切り色を乗せられます。

 

この「白い層」の部分は、一見するとただのかわいらしいデザインに見えますが、実は芯の周りを硬い保護層でコーティングすることで、筆圧などの衝撃を分散させているんですね!

 

これなら、手帳にガシガシと強調ラインを引きたい時も、安心感がありますね。

 

※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)12色セット」です。

 

2. 185は、製法そのものを根本から変えた

 

ノリスの油性モデル「185」が持つ、程よい重み折れにくさ。それは、これまでの鉛筆作りの常識を覆す「WOPEX(ウォペックス)」という最新技術によるものです。

 

(1) まるで「金太郎飴」? 3つの層を同時に作る技術

 

普通の鉛筆は、2枚の木の板で「芯」をサンドイッチのように挟んで作ります。

しかしWOPEXは、材料を型に流し込んで、一度に1本の鉛筆として成形します。

 

  1. 木材を「粉」にして準備: 適切に管理された森林から採れた木材(※1)を、一度細かく粉砕して「木の粉」にします。
  2. 3層を同時に押し出す: 「芯」、「軸(木の粉)」、「表面のコーティング」の3つの材料を、専用マシンで同時にムギュッと一気に押し出します。
  3. 生まれた時から「ひとつ」: 別のパーツをあとで組み合わせるのではなく、最初から一体の棒として成形されるため、芯と軸が驚くほど隙間なく密着しています。

 

※1(ちょっと豆知識:PEFC認定って?) ステッドラーの鉛筆によく付いているこのマークは、「森を壊さず、計画的に育てられた木を使っています」という世界的な証明。WOPEXは、木材を余すことなく効率的に使える、地球にも優しい製法なんです。

 

(2)  なぜこれが折れにくいの?

 

芯と軸の間にわずかな隙間もないため、落とした時の衝撃が芯に直接響かず、軸全体で受け止めてくれるからです。

 

また、削る時も芯が軸にガッチリ固定されているので、ポロッと欠けにくいというメリットもあります。

 

※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)12色セット」です。

3. 技術の違いが「使い心地」を分ける

 

この2つの技術を比べると、ステッドラーが「いかにストレスなく使い続けられるか」を追求しているかが分かります。

 

  • 144(水彩)は、伝統的な鉛筆の良さを残しつつ、「ABS(白い層)」で弱点を補強した形。
  • 185(油性)は、製法そのものを根本から変えることで、「新しい丈夫さ」を生み出した形。

 

どちらも「折れにくい」という目的は同じですが、このアプローチの違いがあるからこそ、実際にノートに書く時の「感触」の違いが現れます。

 

  • 144(ABS)は「軽やか」 中身は伝統的な木の鉛筆なので、手に馴染む軽さがあります。ABSのおかげで、細かな彩色も安心して楽しめます。
  • 185(WOPEX)は「タフで安定」 密度が高い分、少し重みがあります。この重みがペン先を安定させてくれるので、筆圧をかけずにスラスラと色分けするのに向いています。

 

※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)24色セット」です。

 

※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)24色セット」です。

 

まとめ:ノリスを支える「見えない技術」

 

「色鉛筆なんてどれも同じ」と思われがちですが、ペン先の白い輪や、しっとりした軸の重みには、使い手を想う確かな理由がありました。

 

私たちが「書くこと」に集中できるように設計された、ステッドラーの工夫の結晶と言えるでしょう。

 

毎日使うノートや手帳だからこそ、こうした「折れにくい安心感」がある道具を選ぶと、書く時間がもっと心地よくなるはずです。

 

次回予告: いよいよ最終回!

 

以上、「【ノリス探求】なぜ折れにくい色鉛筆?ステッドラー144&185独自の芯折れ防止技術」についてでした。

 

「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡

 

※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)36色セット」です。

 

※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)36色セット」です。

 

☆ノリス色鉛筆 連載:構成・役割一覧表☆

※記事の推奨順序(全3記事):本記事は2記事目です。

記事タイトル(クリックで各記事へ) 役割・思考の対応
1 144(水彩)vs 185(油性)の選び方【比較】 外観と哲学:基本と分類(Why?)
2 折れない芯:ABSとWOPEX【技術】(本記事) スペックと信頼:製法と性能(What?)
3 334との組み合わせで彩る・整う活用術【実践】 セットと活用:相性と実践(How?)

 

※↓「ステッドラー ノリス色鉛筆」の1記事目です。

【ノリス比較】伝統の水彩144 vs 革新の油性185|ステッドラー色鉛筆の選び方
ステッドラーの定番色鉛筆「ノリス」シリーズの144(水彩)と185(油性)を徹底比較!見た目も機能も全く違う2つのモデル、手帳やノートを彩るならどちらが正解?水彩ならではの表現力と、最新製法の折れにくさ、それぞれの違いと選び方を分かりやすく解説します。

 

※↓「ステッドラー ノリス色鉛筆」の3記事目です。

【ノリス活用】彩る・整う!水彩(144)と油性(185)+トリプラス(334)の組み合わせ
ステッドラー「ノリス」を120%使いこなす手帳術・ノート術!水彩144で文字をにじませず彩るコツや、油性185での効率的な整理術を解説。さらに細書きペン334が、他社製品よりも手帳に向いている理由(ドライセーフ技術や人間工学)を専門的に紐解きます。

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