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今日のテーマは「ステッドラーのノリス活用術」についてです。
第1回で「種類」を知り、第2回で「技術」を学んだステッドラーの「ノリス」シリーズ。
最終回となる今回は、「水彩(144)」と「油性(185)」を手帳やノートでどのように使い分けるか。さらに、同じステッドラーブランドの相性抜群の細書きペン、「トリプラス(334)」を交えた、具体的な活用術をご紹介します。
※「ステッドラー ノリス色鉛筆」については、全3記事書いています(本記事は3記事目)。この記事の最後に「ノリス色鉛筆 連載:構成・役割一覧表」を載せています。
※↓「ステッドラー全連載」についてのまとめ記事です。

1. ノリス 144で「彩る」:シーン別2つの使い方

水彩色鉛筆「144」の魅力は、その日の気分や手帳の紙質に合わせて、「色鉛筆として」も「水彩として」も楽しめる柔軟さにあります。
(1) 【水を使わない場合】文字を優しく引き立てる
「紙がふやけるのが心配」、「サッと手軽に済ませたい」という時は、色鉛筆としてそのまま使いましょう。
- 手順: トリプラス334(ペン)で書いた文字の上から、ノリス144を優しく重ねて塗るだけ。
- メリット: 蛍光ペンほど主張しすぎず、大切な予定を「ふんわり目立たせる」ことができます。同じメーカー同士なので、インクと芯の色トーンが揃いやすいのも魅力です。
(2) 【水で溶かす場合】ふんわりとした「背景」を作る
手帳の余白をアートのように飾りたい時は、水彩の本領発揮です。
- にじみを防ぐ「黄金順序」:
-
- 先にノリス144で日付の周りなどを塗り、水筆でそっとなぞって溶かす。
- グラデーションが広がり、完全に乾くまで待つ。
- その上から、トリプラス334で文字を書き入れる。
- メリット: この「背景を先に作る」という順序を守るだけで、文字がにじむストレスなく、透明感のある美しいページが完成します。
※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)24色セット」です。
※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)36色セット」です。
2. 油性 185で「整う」:情報をパキッと整理する

一方で、ハイテク製法で作られた油性モデル「185」は、「情報の整理整頓」にその本領を発揮します。
- パキッと色分けルール: 仕事、プライベートなど、カテゴリーごとに色を決めましょう。185は芯の密度が高く、一度書くと紙にガッチリ定着するため、開いた瞬間に「今やるべきこと」が目に飛び込んできます。
- 裏写りしない最強のマーカー: 一般的な蛍光ペンは紙質によって裏に色が抜けてしまいがちですが、ノリスカラー185ならその心配はありません。薄い手帳の紙でも、安心して大切な情報をマーカーのように目立たせることができます。
※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)24色セット」です。
※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)36色セット」です。
3. なぜ「トリプラス(334)」を組み合わせるのか?

色鉛筆のパートナーに、あえてこのペンを指名するのには明確な理由があります。
特に、油性色鉛筆(185)の上で何が起きているかを知ると、水性サインペンとの相性の良さが分かります。
そして、「トリプラス(334)」のキャップを開けっぱなしでも数日間乾かない「ドライセーフ」機能や、疲れにくい「三角軸(人間工学)」が、快適な書き心地を支えています。
(1) なぜ他のペンではいけないのか?
- 油性ボールペンが苦手な理由: インクの性質以前に、「ボールが滑って回らない」ことが最大の原因です。色鉛筆のワックスの上では摩擦がなくなるため、ボールが空滑りしてインクが出なくなってしまいます。
- 油性サインペン(マジック等)が苦手な理由: インクに含まれる強力な「溶剤」が色鉛筆のワックスを溶かしてしまいます。その結果、色が濁ったり、ペン先が油分を吸って目詰まりしたり、裏写りの原因にもなります。
(2) 「ボール構造ではない水性ペン」が最強の理由
「油の上から水性ペンで書くと、弾かれるのでは?」と思うかもしれません。しかし、「トリプラス334」のような水性サインペンにはそれを解決する仕組みがあります。
- 【物理】隙間をぬって定着する: トリプラス334のペン先は繊維を束ねた構造です。ボールのように滑ることなく、ワックスのわずかな隙間(紙の繊維の凹凸)をぬって、インクがじわっと染み込んでいきます。
- 【化学】溶かさないから汚れない: 水性インクなので、色鉛筆のワックス層を溶かして混ぜることがありません。ワックスの上に「乗る」形で発色するため、文字が濁らずくっきりと残るのです。
(3) トリプラス334が他社ペンよりも理想的な理由
「ボール構造ではない水性ペン」なら、他社にも優秀な製品があります。それでもトリプラス334を推す理由は、手帳・ノートタイムに特化した2つの強みがあるからです。
- 数日間乾かない「ドライセーフ」: 他のペンはキャップを外したままにするとすぐにペン先が乾きますが、トリプラス334は数日間開けっぱなしでも大丈夫。色選びに迷う手帳・ノートタイムにおいて、キャップの開け閉めを気にしなくていい解放感は334だけの特権です。
- 疲れにくい「三角軸(人間工学)」: 「トリプラス」の名の通り、人間工学に基づいた三角形のボディが指に吸い付くようにフィットします。日記や週次の振り返りなど、長時間書くときも手が疲れにくい設計です。
【結論】 トリプラス334は「滑らない(物理)」、「溶かさない(化学)」という基本性能に加え、ドライセーフという「利便性」まで兼ね備えています。そのため、特に、油性色鉛筆を使う手帳・ノートユーザーにとって理想の組み合わせなのです。
※↓関連記事:以前「ステッドラー334」と「スタビロ88」を比較してみました。

※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 20色セット」です。
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 60色セット」です。
まとめ:自分だけの「ステッドラー・スタイル」

- 「ノリス144(水彩)」で、情緒を添えて「彩る」。
- 「ノリスカラー185(油性)」で、タフに情報を「整える」。
- 「トリプラス334(ペン)」で、思考を細やかに「書き留める」。
同じメーカーで道具を揃える良さは、単に見た目の統一感だけではありません。「機能が互いを助け合い、弱点を補い合っている」という、深い構造があります。
あなたも今日から、この理想的なセットで、自分らしい手帳ライフを始めてみませんか?
以上、「【ノリス活用】彩る・整う!水彩(144)と油性(185)+トリプラス(334)の組み合わせ」についてでした。
「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡
※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)12色セット」です。
※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)12色セット」です。
※↓ステッドラーの「トリプラス 334 ファインライナー 10色セット」です。
☆ノリス色鉛筆 連載:構成・役割一覧表☆
※記事の推奨順序(全3記事):本記事は3記事目です。
| 記事タイトル(クリックで各記事へ) | 役割・思考の対応 | |
| 1 | 144(水彩)vs 185(油性)の選び方【比較】 | 外観と哲学:基本と分類(Why?) |
| 2 | 独自の折れにくい芯:ABSとWOPEX【技術】 | スペックと信頼:製法と性能(What?) |
| 3 | 334との組み合わせ活用術【実践】(本記事) | セットと活用:相性と実践(How?) |
※↓「ステッドラー ノリス色鉛筆」の1記事目です。

※↓「ステッドラー ノリス色鉛筆」の2記事目です。












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