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今日のテーマは「ステッドラー油性色鉛筆 エルゴソフト(品番157)」についてです。
ステッドラーの油性色鉛筆といえば、ステッドラー定番の「黒のストライプ」でおなじみの「ノリスカラー185」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、同じ油性色鉛筆の中に、全く別次元の使い心地を持つモデルが存在します。
それが、今回ご紹介する「エルゴソフト(品番157)」です。
以前ご紹介した水彩色鉛筆の「ルナ(137)」、「ノリス(144)」とも違う、そして定番の油性色鉛筆「ノリスカラー(185)」とも一線を画す、この「油性色鉛筆」の魅力をご紹介します。
1. ケースを開けた瞬間の「ギャップ」に驚く

エルゴソフトを手にしてまず目に入るのは、ステッドラーの象徴である濃い青色、通称「ステッドラーブルー」に包まれた専用ケースです。
このケースは「デスクトップボックス」と呼ばれ、蓋を折り返すだけでパカッと自立するスタンドになります。机の上が散らからず、作業効率を上げてくれる機能美は、まさにドイツブランドらしい設計です。
以前記事にした、細書きペンの「トリプラス(334)」などでもおなじみのケースですね。限られたデスクスペースを有効活用できるので、「スペパ(スペースパフォーマンス)」にとても優れています。
そして、その硬派な青いケースを開けると、中からは芯の色と連動した色鮮やかな軸たちが並んでいます。この「外は硬派なステッドラーブルー、中はカラフル」という視覚的なギャップに、使う前から心が躍ります。
※↓ステッドラーの「油性色鉛筆 エルゴソフト(品番157)12色セット」です。
※↓ステッドラーの「油性色鉛筆 エルゴソフト(品番157)24色セット」です。
2. 【徹底比較】エルゴソフト(157) vs ノリスカラー(185)

同じステッドラーの油性色鉛筆である「ノリスカラー(185)」と比較して、どこに違いがあるのかを深掘りしてみました。
(1) 【形状】六角軸 vs 三角軸
ノリスカラーはおなじみの「六角軸」ですが、エルゴソフトはその名の通り人間工学(エルゴノミクス)に基づいた「三角軸」です。指の腹が面にピタッと当たり、力を入れなくても自然と正しい持ち方に導いてくれます。
(2) 【触感】塗装 vs ソフト表面加工
ツルツルしたノリスカラーに対し、エルゴソフトの軸には独自の「滑り止め加工(ソフト加工)」が施されています。 しっとりとしていて、手に吸い付くようなマットな質感。汗をかいても滑りにくく、長時間の書き物でも指が疲れにくいのが大きなメリットです。
(3) 【書き味】カッチリ vs しなやか
実はこの2つ、製法が根本的に違います。
木の粉(リサイクル素材)を固めた高密度な「WOPEX製法」で作られたノリスカラー(185)は、「絶対に折れない安心感と、カリカリした硬めの書き味」が魅力。
対して、良質な天然木を使っているエルゴソフト(157)は、「木のしなりを感じる、しなやかで色乗りの良い書き味」。事務作業で速記するならノリス、手帳をゆったり彩るならエルゴソフト、という使い分けもできそうです。
(4) 【比較まとめ】エルゴソフト vs ノリスカラー
| 比較項目 | エルゴソフト (157) | ノリスカラー (185) |
| 軸の形状 | 三角軸(人間工学デザイン) | 六角軸(スタンダード) |
| 表面加工 | ソフト加工(滑り止め・マット) | 通常塗装(ツルツル) |
| 芯の製法 | 天然木+ABS加工(芯折れ防止層) | WOPEX製法(木粉再生) |
| 書き味 | しなやか・色乗りが良い | カッチリ・硬め |
こうして並べてみると、「握り心地と書き心地」を追求したエルゴソフトと、「エコロジーと堅牢性」を追求したノリスカラーという、明確なコンセプトの違いが見えてきますね。
※↓「ABS加工」と「WOPEX製法」については以前の記事で書いています。

※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)12色セット」です。
※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)24色セット」です。
※↓ステッドラーの「ノリス カラー 油性色鉛筆(185)36色セット」です。
3. なぜ「油性」のエルゴソフトは生き残っているのか?

エルゴソフトについて調べる過程で、かつては水彩モデルの「156」も存在していたことを知りました。しかし、現在は市場でほとんど見かけなくなっており、事実上の生産終了(あるいは流通限定)の状態にあるようです。
では、なぜ、「油性のエルゴソフト(157)」は生き残っているのでしょうか。
そこには、ステッドラーの他モデルとの絶妙な「役割分担」があると考えられます。
- 普及モデル・上位モデルとの違い: 本格的な水彩描画ならより上位のモデルである、プロ向けの「カラト」や本格的なアートラインで多色展開の「デザインジャーニー」があります。また、手軽に楽しむなら「ノリス」や「ルナ」があります。中価格帯の水彩モデル(156)は、その狭間で役割を終えたのかもしれません。
- 「実用筆」としての油性の強み: 一方で、油性のエルゴソフト(157)が選ばれ続けている理由は、その圧倒的な「事務・実用適正」にあるのではないでしょうか。
「三角軸×ソフト加工×油性芯(ABS)」という組み合わせ。「三角軸」と「ソフト加工」でノリスカラー(185)より手が疲れにくく、「油性芯」は水に強く、(インクが染み込むサインペン等と違い、)薄い手帳の紙でも裏写りしにくい。さらに、芯の周りを白い保護層で包んだ「ABS加工」によって、高級な上位モデルよりも芯が折れにくくタフに使い倒せます。このバランスの良さがエルゴソフト(157)なのです。
「三角軸×ソフト加工×油性芯(ABS)」という組み合わせは、ノートや手帳に文字を書き込み、重要な箇所をパッと色付けするような日常のハードな使用にも耐えうるポテンシャルを持っています。
「作品を描くための画材」という枠を超え、「書くための道具」、「日々の事務や手帳タイムを快適にする『実用筆』」。
油性のエルゴソフト(157)は、このような「実用的な強み」があったため、生き残れたのではないでしょうか。
※↓ステッドラーの高級ライン「カラト アクェレル 水彩色鉛筆 60色セット」です。
※↓ステッドラーの多色展開の「デザインジャーニー 油性色鉛筆 72色セット」です。
※↑「デザインジャーニーの水彩色鉛筆」は海外では主力のようですが、日本の市場では「油性(146C)」が多く、「水彩」は並行輸入品を除きあまり見かけないようです。
※↓ステッドラーの「ノリス 水彩色鉛筆(144)36色セット」です。
※↓ステッドラーの「ルナ(LUNA)水彩色鉛筆 48色セット」です。
4. まとめ:少し贅沢な「ステッドラーブルーの1箱」

エルゴソフト(157)は、ノリスカラーに比べれば少し贅沢な選択かもしれません。しかし、その差額で手に入るのは、指への負担を減らし、書く時間を楽しくしてくれる「心地よさ」です。
- 長時間の勉強や仕事で手が疲れやすい方
- 手帳に色とりどりの文字やイラストを添えたい方
- トリプラスのケースの利便性を色鉛筆でも味わいたい方
- 「ちょっと良い道具」でモチベーションを上げたい方
そんな方にこそ、ぜひ手に取ってほしい「ステッドラーブルーの1箱」です。
※最後に、エルゴソフト(157)の「三角軸×ソフト加工×油性芯(ABS)」の組み合わせについて再確認します。
- 三角軸×ソフト加工: ずっと握っていても手が痛くならない(持ち心地)
- 芯が丈夫(ABS): 筆圧をかけても、持ち歩いても折れない(頑丈さ)
- 油性芯:裏写りしにくく、水に強く、記録が長持ちする(信頼性)
エルゴソフト(157)は、とってもバランスの良い「実用筆」ですね。
以上、「【ステッドラー油性色鉛筆】エルゴソフト(157)|ノリスカラー(185)との違い」についてでした。
「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡
※↓ステッドラーの「油性色鉛筆 エルゴソフト(品番157)12色セット」です。
※↓ステッドラーの「油性色鉛筆 エルゴソフト(品番157)24色セット」です。











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