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【徹底比較】ダーウェント「アーティスト」vs「プロカラー」芯の硬さや色の違いと、選ぶべき人まとめ

筆記用具

 

「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)にお越しいただきありがとうございます。

 

今日のテーマは「ダーウェントの油性色鉛筆で、人気のある「アーティスト」「プロカラー」の2つのうち、どちらを選ぶべきか?」についてです。

 

イギリスの老舗画材メーカー、ダーウェント(Derwent)の油性色鉛筆は、その高い品質と独特な色合いで世界中のアーティストから愛されています。

 

特に人気なのが、伝統的な名作「アーティスト(Artists)」と、最新の技術を投入した「プロカラー(Procolour)」です。

 

しかし、どちらも油性色鉛筆のため、「結局何が違うの?」、「自分の描きたい絵にはどちらが合うの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、ダーウェントの油性色鉛筆「アーティスト」と「プロカラー」について、以下の3つの重要な違いを中心に徹底比較し、あなたが後悔しない選び方を分かりやすく解説します。

  1. 芯の硬さと描き心地
  2. 重ね塗り・混色のしやすさ
  3. 色の傾向と仕上がり

 

 

 

1.両者の違いが一目でわかる!基本比較テーブル

 

まず、「アーティスト」と「プロカラー」の両シリーズの違いを簡潔にまとめました。

 

この表だけで、あなたが求める特性を持っているのがどちらなのか、すぐに判断できます。

 

比較項目 アーティスト (Artist) プロカラー (Procolour)
芯の硬さ やや硬い芯(伝統的) 硬い芯だが、描画は非常に滑らか
描き心地 シャープな線、繊細な描写が得意 オイルのような滑らかさで、色が紙に良く乗る
重ね塗り 苦手。3〜4色目から下の色が削れやすい(テカリやすい) 得意。ダストフリーで何色でもきれいに重ねられる
粉っぽさ やや粉が出る(テカリやすい) ダストフリー設計。粉がほとんど出ず、作業が清潔
色の傾向 伝統的で落ち着いた渋いトーン 高発色で鮮やか、色彩が豊か
向いている人 繊細な線、渋い色合いでアンティーク調の表現をしたい人 重ね塗りで深みを出す、マットな仕上がりを求める人

 

 2.伝統の「アーティスト」編 – 繊細な描写に強い理由

 

ダーウェント「アーティスト」は、長年愛され続けているクラシックな油性色鉛筆です。

 

その魅力と限界は、その「硬めの芯」にあります。

 

2.1. 芯が硬いからこそのメリット:繊細な線とテクスチャ

 

アーティストの芯は、プロカラーに比べて「伝統的な硬さ」を持っています。

 

  • シャープな表現: 芯が硬いため、力を入れても細くシャープな線を維持しやすく、細密画やスケッチで威力を発揮します。

 

  • テクスチャ表現: 紙の凹凸(画用紙の目)を活かしやすく、ザラザラとした独特のテクスチャ(質感)を出すのに優れています。

 

2.2. アーティストが苦手なこと:重ね塗りとテカリ

 

一方で、プロカラーと比較すると、厚塗りや重ね塗りには向いていません。

 

  • 芯の顔料の定着力が優しいため、3~4色以上重ねると、下の色を削ってしまいムラになりやすいという傾向があります。

 

  • 厚塗りすると顔料が乗りきらず、テカリが出てしまうため、深く濃い色を出すのが難しい場合があります。

 

向いている用途:風景画とアンティーク調の表現

 

  • 渋い、落ち着いた色の傾向が強いため、風景画や人物画(ポートレート)において、自然で深みのある色合いを表現したい人に最適です。

 

3.最新の「プロカラー」編 – 滑らかさと清潔な作業性

 

ダーウェント「プロカラー」は、アーティストの特性(硬い芯)を保ちつつ、現代のアーティストのニーズに応えるように開発された最新の油性色鉛筆です。

 

3.1. プロカラーの最大の特徴:芯は硬いのに滑らか

 

プロカラーの芯も硬い部類に入りますが、描画した時の感触は驚くほど滑らかです。

 

  • 重ね塗りの強さ: この滑らかさのおかげで、力を入れずに色を重ねても、下の色を削ることなく顔料がきれいに乗り深みのある色を簡単に作れます。

 

  • 「ダストフリー」設計: 芯の粉(ダスト)がほとんど出ないように設計されているため、手が汚れにくく作業面をきれいに保ちたい人や、大人の塗り絵にも最適です。

 

3.2. 欠点:繊細な線はやや苦手

 

プロカラーは滑らかな分、アーティストほどシャープで鋭い線を出すのは少し苦手です。

 

あくまで「『塗り』のための色鉛筆」という位置付けです。

 

向いている用途:濃い着色と重ね塗り主体の作品

 

  • マットな仕上がりで発色が良く、重ね塗りで濃淡や陰影をしっかり出したい作品に向いています。

 

4.結論!ダーウェント油性色鉛筆はどちらを選ぶべきか?

 

「アーティスト」と「プロカラー」は、それぞれ目指す方向性が異なります。

 

以下の判断基準で選ぶのがおすすめです。

 

4.1. ダーウェント「アーティスト」がおすすめな人

 

☆硬い芯を好み、細かい線やテクスチャ表現をメインにしたい人。

 

☆渋い、落ち着いた色合いで、伝統的な表現や風景画を描きたい人。

 

☆比較的安価な方からダーウェントの高級油性色鉛筆を試してみたい人。

 

 

4.2. ダーウェント「プロカラー」がおすすめな人

 

☆重ね塗りや混色をメインで行い、作品に深みや濃さを出したい人。

 

☆粉で手が汚れるのを避けたい人、清潔な作業環境を重視する人。

 

☆滑らかな描き心地を求め、描画のストレスを減らしたい人。

 

 

5.購入ガイド(価格帯と入手方法)

5.1. 価格帯の違い

 

ダーウェントの油性色鉛筆は高級画材ですが、両者には価格差があります。

 

「プロカラー」は、「アーティスト」よりもやや高価に設定されています。

 

これは、ダストフリー設計や滑らかな書き味を実現するための最新技術が反映されているためです。

 

セットで購入する際も、この価格差は反映されていますので、予算に合わせて検討しましょう。

 

【注意点】 価格は変動するため、最新の販売価格は画材店や大手ECサイト(Amazon、楽天など)でご確認ください。

 

5.2. どこで買える?

 

ダーウェント製品は、主に以下の場所で購入できます。

 

大型画材専門店: 世界堂、Toolsなど、実物を見て購入したい場合。

 

大手ECサイト: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど。セット販売が豊富で、価格比較も容易です。

 

6.ダーウェント「アーティスト」「プロカラー」まとめ

 

ダーウェントの油性色鉛筆は、どちらも素晴らしい製品ですが、

 

  • 「アーティスト」繊細な描写と伝統的な色彩
  • 「プロカラー」重ね塗りの強さと現代的な使いやすさ

 

に強みがあります。

 

あなたの制作スタイルに合った一本を選び、ぜひダーウェントの奥深い色彩を楽しんでください!

 

以上、「【【徹底比較】ダーウェント「アーティスト」vs「プロカラー」芯の硬さや色の違いと、選ぶべき人まとめ」についてでした。

 

「Stationery♥Log」(ステーショナリー♡ログ)をご覧いただきありがとうございました♡

 

 

 

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